特許開発から起業、迷ったり悩んだり・・・・でも走っていれば何処かに着くはず。
対価(第4条)
さて、いよいよお金の話しです。

研究費の回収と今まで頑張ったご褒美を頂きたい。
と言いたいところです。

正直、消耗品がらみでないと、
そんなに大した金額になりません。
大体、商品価格の3~5%くらいだそうです。

ケースは様々で、無料だったりもします。
クロスライセンスと言って、
「ウチの特許どうぞ使って下さい。その代わり、
御社のこの特許、無料で使わせて下さい」と
いう方法です。

リース提供する場合や、私個人が持っていて、
「自分の会社で使っていいよ」にも、契約をします。

いかに自社に有利な契約を結ぶかは
ライセンスの動機・目的にもよります。
きちんと作戦を立てて下さい。

特許はそれだけ読めば、作れるように書いていますが、
技術指導が必要だと感じる部分もあります。
この点については別々にしておいたほうが良いそうです。

あくまで、特許を利用して作ることについての受諾で一件です。
上手く相手が作れるかについては責任が無いのです。
(そうなんだ・・・・・)
技術提供については別に契約しましょう。


再実施許諾(第3条)
この「再実施許諾」っていう言葉が
もし、条文の中に無ければ、
許可してないことになるそうです。

「再実施許諾」というのは「実施許諾」の
契約をした会社が、更に他社へ製造を依頼できる
権利です。
考えてみれば当然なのですが、
実施許諾されたからと言って、
他の下請けや関連会社に勝手に注文されたら
機密保持の問題もあるので確かに困ります。

とても厳密で、仮に実施許諾が取れている会社の
グループ企業であっても、
100%出資している子会社であっても
実施許諾が必要です。

私が依頼する時には無しにして置こうっと。
実施許諾(第2条)
実施許諾の一番の主幹となるところですね。

実施権の種類・範囲を謳うところです。
・・・・・・ほらね、重要でしょう。

種類については、
専用実施権か通常実施権かの大きく二つです。
色々あるのかもしれませんが、
混乱の元なので自分の中では、そのように分類しています。

「専用実施権」はより慎重さが必要です。
専用的に実施する権利を与えた訳ですから、
これを約した場合は自分にも実施する権利が無いので
作れなくなるという事なのです。

特許の台帳にも登録され、特許侵害については
損害賠償を求める権利もライセンシーにはあります。

非常に自分(ライセンサー)にとって縛りが大きい条件です。
但し、特許の侵害排除が義務ではないので裁判費用は節約出来ますね。
海外が相手ならこの方が良いのかも?

いずれにしても熟考が必要です。
「専用」は現在1パーセントしか無いレアケースですが、
知らないで契約してしまいましたでは済まないので。

実施権の範囲は地域・内容・期間についてが
主なところです。

このシリーズは自分の整理の為に書いていますが、
お役に立てば幸いです。
定義・第1条について
実施許諾現実的に考えてみました。

条項表題前文は型通りで良いのだろうと思います。
問題は定義・第1条の中の「販売価格の特定」です。
これって、事前に決めておかないといけないのですね。

対価の算出根拠となる価格
正味販売価格工場出荷価格等が記載されるようです。
さて、困ったな。
早く商品化の為に具体的に数字をつかんでおかないと、
算出は出来そうにないですね。
見積もり取らなくちゃ・・・・・・。

次に「許諾製品の特定」で、「具体的な製品の商品名」がきます。
「商標」まだです。(馬鹿すぎて、笑いが込み上げてきました)
大企業でこんな事してたら叱られそうですよね。

なんだ、話が来ても無理みたいですね。

直近の仕事が見えてきました。

「商標」と「見積り」が急務かな。
実施許諾契約書の作り方
おそらく此処まで漕ぎ着けたら、
多分、プロの同席をお願いすると思います。

ですが、全く判りませんでは困ると思うのです。、
多少何を言っているかくらい解るようにしておきたいな・・・・・
と言うわけで、続いてテーマにしてみようと思います。

特許「欲しいです」と特許「どうぞ使って下さい」との間に
合意があって、初めて契約が成り立ちます。

で、初めて知ったのですが、
「契約自由の原則」というのがあります。
なんと、「法律の強行規定」に反さない限り、
契約の締結、内容、方式 は
国家の干渉を受けずに自由に出来るのです。

そうなると次に知りたいのは「法律の強行規定」です。
民法(公序良俗に反する契約)、刑事訴訟法
独占禁止法不正競争防止法外国為替及び外国貿易法
下請代金支払遅延等防止法特許法
犯さない範囲で自由に契約して良いそうです。

違反する条文は無効になり、その契約自体も無効になり
業務停止の行政処分になるそうです。

?????法の下の自由は難しいのですね。
極端な例は判りますが、
私には独禁法の解釈だけでヘトヘトです。
やっぱり、契約の時はプロの同席をお願いしなければ・・・・・。
実施料を決めるポイント
一般に実施受諾を求める側の方は
どんな観点で私の特許を値踏みしているかと
いうことです。

例えば、住宅地として土地を購入するとしたら
「ちょっと高台にあって眺めが良い」とか
「駅から近い」「日当たりが良い」なんて感じてしょうか。

では、特許の良い条件とはどんなものでしょう。

1.特許技術の範囲が広いか
2.許諾対象が特許技術だけか、
 オマケでノウハウも含まれているか
3.他に、似たような技術がないか。
4.特許の権利が長く残っているか。
5.完成度が高く、製品化が容易であるか
6.実施許諾契約が独占的
7.対象技術がどの程度欲しいのか

思いつくところ7つです。

特許なら、何でも良い訳ではないのです。
こうした好条件を備えた特許であれば、
実施料を高く提示してもらえるということです。

もし、特許になりそうなアイデアを幾つがお持ちであれば、
上の7つの条件に当てはめてみてください。、
一番高く見積もってもらえそうな技術からの特許化をお勧めします。

対価の種類
特許の権利を取得する為には、
それなりの費用がかかっています。
世間一般に「金食い虫」だ「金持ちの道楽」だと
揶揄されてきた訳です。

でも、それが回収され、
更に大きな利益を産んでくれるとしたら・・・・・
本当に特許は「打ち出の小槌」なのでしょうか?

対価の種類として、一時金(イニシャルペイメント)と
実施料(ランニングロイヤリティ)があります。

社団法人発明協会 特許流通促進事業センターの
2003年3月「特許流通市場における
特許価値評価システムに関する調査」によると、

実施料のみ・・・・・・・・・・34.7%
一時金+実施料・・・・・・18.4%
従量法・・・・・・・・・・・・・・11.9%
一時金のみ・・・・・・・・・・・6.2%
クロスライセンス・・・・・・・・・・・2%
その他・・・・・・・・・・・・・・・3.2%
無回答・・・・・・・・・・・・・・23.6%でした。

従量法というのは製品1個当たり○円支払うという方式です。

で、私の場合ですが、
多分、一時金が10万から20万、実施料が3.5%が
世間の相場のようですよ。
実施許諾-その6
シリーズ化してみた「実施許諾」ですが
日本語ではあまり耳にしない言葉ですよね。
英語だと「ライセンス」ですから、
抵抗が少なかったかもしれません。

もし、間違えてこのページをご覧になった方は
「実施許諾とは・・・・」とかで検索されたのかも・・・・
なら、きっと今の私と同じような状況に
いらっしゃる方かも知れませんね。・・・・・・嬉しい!

特許明細の文脈にタジロギ、法律用語にホンロウされ
ズタズタになっていらっしゃるのでは?
大丈夫、大丈夫、ここにも居ますよ。
この、愚痴だけで私は相当呑めそうです。

法的な説明に終始すれば、
当然、次は「実施権の登録」がコースだと思われます。
でも良いの!私に専用実施権を許諾する意思は無いので
ここは、ワープ!

次回は特許の対価、
つまり「ライセンス料について」です。
これは楽しみ!
多分、「特許じゃ飯が食えねぇ」という理由が解るはず。
実施許諾-その5
その5は発明の実施権についてです。

まず発明には大きく3種類あり、
それは「物」「方法」「物を生産する方法」です。
そして、其々に実施権が異なります。

はじめに「物」ですが
生産・使用・譲渡等・輸出・輸入・譲渡などの申し出をする行為
譲渡は販売も含みます。

次に「方法」は
その「方法」を使用する行為が権利になります。

そして「物を生産する方法」は
その方法を使用する行為、
その方法により生産した物の使用・譲渡等・輸出・輸入・譲渡等の
申し出をする行為とされています。

私の持っている権利は最初の「物」についてです。
交渉のテーブルに着いたときに、決断できるように準備が必要ですね。
特許さえ取ればどうにかなるだろうくらいでいると、
とんでもありませんでした。
(つづく)、
実施許諾-その4
4回目は2回目の補足になります。
あくまで誤解を招かないように・・・・・

前回は「私と契約すれば大丈夫」と言いましたが、
あくまで私との契約を今現在するとしたらです。
幾つか注意点があるので、触れておきます。

ポイント1:他者に専用実施権を与えていないか。
ポイント2;発明者が複数の場合は全員からの受諾が必要。
ポイント3:再実施権者(サプライセンシー)と下請け実施の場合は
     実施権者と許諾者との契約内容の確認が必要。

大まかにまとめてみましたが、「物を作る」と言うのが
実はとても難しいのだと感じるところです。
私がもっとも注意するべきは「ポイント3」だと思います。

信頼できる実施権者でないと契約してはいけないと言う事ですね。
もし、いい加減な実施権者と契約してしまうと、
私の権利が守られない事態がおきるかも知れません。
他の実施権者にも迷惑をかける結果になりますから、
慎重に検討するべきところです。

組閣にもあたいするところですよ。
トラブルのある大臣を任命しちゃうと総理の立場も
危うくなるという図式でしょうか・・・・・。

もう少し勉強しないと、簡単に他社との契約は出来ませんね。

でもね、日本社会での契約書というのは
一つ救いがあるんだそうです。
いい加減って思われそうですが、
「何か問題が起きたら話し合おうね」というのが含まれているのです。

(私が海外での契約に積極的になれない原因の一つでもありますが)

それぞれの立場や事情で難しい時もありますがね。
でもおおかた「話せばわかる」のが多いです。

実施許諾-その3
テーマ3回目は
通常実施権と専用実施権についてです。
漢字のイメージの通り
通常実施権専用実施権です。

通常実施者は当事者間の契約です。

専用実施者は契約のほかに登録も必要です。
許諾者でさえ、実施することが出来なくなります。
ただし、特許侵害をされた際には、
専用実施権者が「訴訟を起こすことも出来ます。

裁判もお金がかかりますからね。
ただ遊ばせてある特許権なら、コチラでしょうね。

但し、専用実施権を許諾した企業の、
売り上げが思わしくなくなっても他社に変える事も難しいです。
ご注意下さいませ。
実施許諾-その2
こうした契約を結ぶ事も、私にとっては大切な知財材戦略です。
さて、実施の許諾権限がある私の事は、ライセンサーと言います。
実施する権利者をライセンシーと言います。

法的に確実にチェックしておかなければいけない点だけをまとめてみました。
まず、私にちゃんと実施を許諾できる権利があるかどうかです。
大丈夫ですよ。特許証の特許権者、発明者は私の名前しかありません。
総ての権利が私にありますから大丈夫。
共同開発でもないので、私と契約すればご利用いただけます。

そして、どの技術を実施しても良いのかを特定します。
これ、難しそうです。
一番、時間をかけなければいけないところです。

で、ここから大きく2つに分かれます。
専用実施権と通常実施権です。
そして更に、通常実施権は独占的か、非独占的に分かれて
意味合いが違ってきます。

ライセンシーからのリクエストもあると思われますが、
私自身がどうしたいのかを明確にしておく必要があります。

楽しい研究開発とは違う、緊張感の様なものを感じますね。


実施許諾とは(その1)
ちょっと知識を整理したいので
「技術契約」をシリーズ化しようかな、なんて思いつきました。
お付き合い下さいませ。

まず、実施許諾使用許諾とか利用許諾とも言われます。
つまり、自分の特許権を手放すのではなく、
他の会社企業等実施(使用・利用)する権利を貸すということです。

許諾する内容は、特許ノウハウクロスライセンスキャラクター商品化権利
最近はソフトウエアの使用、不実施保障なんていうケースもあります。

この中で私の耳に新しかったのは「不実施保障」でした。
大学企業のとの共同研究開発で、企業が製品化して発売する際に
大学に特許を実施しない事を約束してもらう代わりに
何がしかのロイヤリティーを支払うものです。

まあ、こんな約束を取り付けるということは「揉める」ということなんですね。
なるほど・・・・・
技術契約の結び方
今日はこのテーマでセミナーを受けてきました。
今の迷える私には、とてもタイムリーな「お題」でした。

一日で書ける内容では無いので、
大まかなお話だけにします。

因みに出席者の女性密度は、25パーセントでした。

PCTを捨てて、国内での販売に絞るという選択をしたので、
次の課題は他社とどうやって技術契約を結ぶかという問題でした。
最近のブログにも書いていたように、
特許を売り込みに行くタイミングは何時からだろうか?
なんていう事も知りませんでした。

これらの疑問、今日は一気に解決です!

先ずは売り込みのタイミングですが、
特許の出願をしただけの段階で、
契約を結ぶ場合についての説明がありました。
なんだあ~出願中でも良かったのね、というわけです。

契約の条件として基本的な考え方
「この特許を第三者が製造することは無いですよ」という約束です。

例えば、特許明細を見て作れなかったから責任とるとか、
販売しようかと思ったら、一部他の特許と被っていて使えなかった。
とかでも、責任をとる必要は無いそうです。

じゃあ、無責任で良いのかと言えば、
生産数か販売数でロイヤリティーを決めるはずなので、
売れないのは特許許諾者も困るので当然の協力をするのです。

総じて思ったのは、やはり、特許をとったら少し強くなれます。
特許は守られているのです。
頑張った甲斐があったのですよ。