特許開発から起業、迷ったり悩んだり・・・・でも走っていれば何処かに着くはず。
取扱説明書を作るという作業2
さて、「取扱説明書を作るという作業」の続きです。
前回、取扱説明書とは何なんだということで、
全体の構成と、製造物責任(PL)法の法的責任を意識した
内容で作りましょうという事でした。
今回は更に、作りっぱなしでは済まないので、変化への対応と、
提供方法や保管期間についてです。

前回、書く順番や内容は解ったとして、
変化する「今」に対応している必要があります。
 
例えばですが、私の作っているdim.dim.も、リコーダーが変われば
変わらなくていけません。 だから、毎年各社メーカーの新製品を
チェックするのは当然といえます。 
こうした変化も、盛り込まれることが取扱説明書には必要だとも
言われています。 書き換え易くしておく必要がありますね。

更に、変化は製品だけではありません。 
知財でもそうでしたが、法改正によって変わる事があるので
常にそちらへのアンテナも、高く持っておくことも忘れてはいけません。

今年、一部改正があって消費者庁から逐条解説出ています。
何時もながら小難しい文章ですが、変わったのは
損害、賠償義務を知った時から3年が、人身に関わるものは
5年になった(正確には2020年4月1日から)という事です。 
消費者庁 製造物(PL)法逐条解説
製造技術も上がって来でますから、厳しくなることはあっても
今後甘くなることはないでしょう。 全く関係なさそうですが、
取扱説明書の提供期間については一般的に製品の耐用年数だと
言いますが、例え消耗品の取扱説明書でも、社内に5年以上は
絶対に保管しておくべきだという事です。

「不法行為があってから10年」とするなら、更に長期保管が必要です。
(これだって変わるかもしれませんが、今のところこの理解)
製造物責任法に於いて不法行為は欠陥品の製造があたります。
前回も説明した「無過失責任」で、過失=欠陥なのです。
「間違えちゃった、ごめんなさい。」では済みません。
逆の立場、消費者になれば当然なんですが、なかなか大変です。
製品の欠陥は、企画、設計、製造、使用説明(取扱説明書)、
使用後の処分にまで、関わります。 

dim.dim.はスポンジの交換で、長期間使用できます。
もう、私は取扱説明書は、棺桶にまで持って行き、
何なら、遺書に書いてクラウド上に残すと決めました。

では、次に提供方法です。

昨今は国際規格 IEC82079-1にのっとったマニュアル作りが
求められています。 
これによって大きく変わりそうな点としては、WEB化したマニュアルが
求められるという事で、今までの商品との同梱がマストでは無くなると
いう事なのです。 更に混乱しますね。
今まではWTO加盟国が業界標準、国際標準で、
ISO/IEC Gyude37:1995では紙で提供するべきだとされていたのですから。

輸出もしようと考えている商品なら、最初からWEBでも作っておかないと
いけないかもしれません。 紙とWEBの内容は同じ方が良いのかな?
変化に対する更新も求められているし、WEB上の訂正タイミングと
箇所を明らかにする必要もあるのかしら。

まず、本当に同梱しなくても良いのかの確認からです。
同梱しないでWEBだけの提供なら、価格を抑える事ができます。
両方作れば良いなんて言わないで下さいね。
これ、予算の少ない個人の製造業では命取りになる判断です。
何もしない方がましです。

WEBは私の手間だけなので、こちらは進めても大丈夫かもしれません。
提供方法のルールはどうなんでしょう・・・html?やっぱりPDFか・・・
なら、印刷物作る前提でイラストレーターで作り始めるか・・・・
もう、この点だけでカオスです。

法規制から押さえて、景品表示法、家庭品品質表示法、公正競争規約
もう一回、目を通しておきましょうか。 ECマーキングの知識もかな?

こんなに一生懸命作って、売れなかったらどうしよう・・・・
これについても考えるのは止めましょう・・・・・・
何も手につかなくなってしましますから。 

Q:何故、外注せずに、法律まで絡んだ厄介な取扱説明書を自分で
作らなければならないのでしょうか。

A:はい、それは「製造費」の内訳の一つだからです。
小さな個人の製造ですから、身銭を切ってまで販売は出来ません。
製造費は、必ず商品の価格に反映しなければいけませんから、
誰かに頼めば費用が発生します。 
取説作っている自分の報酬・・・・それは、考えてはいけません。
笑顔と一緒、プライスレス! 印刷代だけは負担しましょう。
コピーするより安価です。

次回は、腹を据えて取扱説明書を「作る」についてです。

以下は資金に余裕があって外注出来たら、どんなだろうという
夢のような取扱説明書製作のシュミレーションです。

ちなみに、テレビで宣伝している「マニュアルのプロ」に任せれば
1ヶ月から1.5ケ月程度で出来るそうです。
製造業トラブルやに強い弁護士や、
テクニカルライター、テクニカルデザイナー、
そして、印刷会社が一丸となって製作してもらえるようです。

頼めば作業が無いかと言えば、そうもいきませんから、
提案もしてもらえるかもしれませんが、使用方法や
原材料など、こちらからの資料も必要になってはくるでしょうけど、
それを渡すだけでも、自分としては仕事した感じになるんでしょうが、
そこから先の、法的にチェックしたり、伝わり易い言い回しやイラスト、
美しいレイアウト、落丁の無い、完璧なのが上がって来そうです。

その打ち合わせでの内容は、
私が一人では思いつかないような提案を
頂けて、見落としていた法的な知識や、分かり易さを追求した
イラストや写真の数々・・・・・・・・・・夢は夢として、

一体幾らかかるんでしょうか? 調べてみました。
取り扱い説明書(マニュアル)の制作を任せるならどこ?【66社料金表まとめ】
製造業に強いという法人の方向け顧問弁護士サービスの料金表です。

なるほど・・・・・・何時かはお世話になりたいですね。
それは今ではなさそうです。

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