特許開発から起業、迷ったり悩んだり・・・・でも走っていれば何処かに着くはず。
6年後のKOTORI楽器、物を作っていないかもしれない。
6年前に起業した時、私は「今」しか考えていませんでした。
起業家として未熟であったのは当然なのですが、
物を作る技術に関わる仕事をしていくなら、製品が
どのくらい未来まで必要とされるのかの予測は必要でした。

起業2年目の私に「6年後を考えて仕事をしなさい」と
唯一アドバイスをくれた人がいました。
でも、その時作ったビジネスプランは、私だけの思いでしか
ありませんでした。 
「ウチの技術で将来的にこの分野に進出したい」というものです。

結論から言うと、「6年後の未来はこうなっている、つまり、
市場はこの分野が伸び、需要、お金の流れはこうなる、だから
ウチの技術を、この分野に活用していく」という、
理論的な予測を踏まえたもので、未来需要に対するプランが必要で、、
あるべきいう事です。

当時が間違っていたかというと、会社の体力から言って、
「今の市場の中での問題解決、そして集客」
それで中小は精一杯、当然です。 
でないと結果も出ず、資金繰りもショートしてしまいます。 
最初はそんなもんです。

だから、起業はトップアクセルで邁進、それでも良かったんです。  
でも、このままずっとは成長無さすぎですよね。
トヨタが最近、「ウチは車を作るのを止めます」と宣言しましたが、
実は私もそう考えています。 

ありがたいことに、昨年は事業として初めて黒字になりました。
周囲には「数字のマジックだ」と言っていましたが、
材料仕入れのタイミングという製造関係の寄与ではなく、
製品以外の収益がこの年にはありました。

スタートから製品化のアウトプットにずっと追われてきました。
ケガをしたことを契機に、ここ1年のスローペース、直近の3ケ月は
本読みまくりで、別なアウトプットを模索してきました。 
製造だけでなくても良いのではないかというところもです。

私は普通に軌道に乗れば、組織化も考えていましたし、
典型的な製造の中小企業を目指してきました。
しかし、6年後のKOTORI楽器を考えると私は個人のままが良いし、
技術的にも、雇用は必要無くなると予測しています。
むしろ、雇用は企業にとってリスクが高まる時代に入っています。

技術を持つ個人がつながる事で、実現できる事の方が
価値のある時代になると思うのです。

情報データだけの提供で、必要な人が3Dプリンターで製品を
手にする事ができるようになったら、製品そのものの製造や
提供になんて意味が無くなります。

在庫の管理からも解放されるし、輸送、流通コスト かかりません。
私が意図することの再現性が整えば良いだけですから、
時代は何れ、近いうちに追いつくでしょう。
だから、6年後のKOTORI楽器、物を作っていないかもしれない。

世界のグローバル化は想像以上にスピードがあって、
既存の物がない国、地域の発展の方がこれからは絶対に早いのです。
それは6年より、早いかもしれません。

今、その途中段階が面白くなるように、そこにKOTORI楽器らしさがあれば、
益々楽しくなると考えているところです。

テーマ:経営者 - ジャンル:ビジネス

意匠権の「自動納付申出書登録通知」来ました
意匠権の「自動納付申出書登録通知」来ました。

「知財戦略」の一つとして、特許を別の形で展開しました。
意匠権は、特許件ほど強力ではありませんが、
特許の取得にかかる費用よりはずっとお得に取れる、
権利です。 そして、実用新案よりも長期保有できます。

特に海外につての知財は費用が掛かります。
お得感、実感できます。

昨年、国内で2件出願して、1件は海外でも権利化しました。
特許年金と一緒に、今年から自動納付申出書登録をして、
少しだけ、納付忘れの不安から解放されました。

手続きは簡単。 私は予納台帳とか作らずに
特許庁で教えてもらいながら、特許庁の窓口の傍で、
特許印紙を貼って提出、その次は特許印紙を
近所の郵便局で買って、郵便局からの郵送。
色々な方法があります。 

どれが良いかと言われたら、特許庁の窓口で済ませうるのが
一番間違いなくて安心なのです。
でもね~、シングル・メーカーは忙しいんですよ、いちいち
納付日を覚えていられない。 誕生日、結婚記念日、
家族の分・・・・、これ以外に覚えるなんて不可能です。

他の仕事に集中するために、「忘れる」という努力をしている。
そんなところです。
「骨内遺物除去術」の手術しました。
左橈骨遠位端骨折の手術からほぼ1年になります。
そろそろ、固定していた金属を取りますか・・・っていう時期に
なりました。

半年くらいで外しても良かったのですが、
仕事や家族の都合などで、このタイミングになりました。
前回の手術が順調だったので、今回も全く不安なく
臨みました。

今回は全身麻酔ではないので、手術前の検査も
感染症のチェックの為の血液検査くらいでした。
前日に入院して、手術当日朝から食事と水が制限されました。

術前に処置室で神経ブロックを済ませたのですが、
薬が効きすぎて、顔面の痺れと呂律が回りにくい状態になりました。 
多分、脳卒中とかこんな感じなんでしょうね。
私、薬は何でも効きすぎるんです。 使用量半分だったそうですが・・・・・
施術室で一瞬だけ意識が無くなり、その間に摘出終わっていました。
手術の前後は先生や看護師さんと雑談できるくらい普通です。
正直、楽しい体験でした。 こんなに消毒液かけるんだ・・・
包帯そんなに巻くんだ・・・・・残念、切るところ、ネジを外すの見たかったな。
興味は尽きません。

前回は異物感からか、圧迫綿の締め付けがきつかったのか
術後の痛みが続いたのですが、今回は普通に
切り傷が痛いだけで、痛みも楽でしたね。
そうそう、熱も出なかったな。
握力その他の機能も落ちた感じがしませんでした。

手術の翌日には退院、 流石に傷は普通に痛いですよ。
シャワーもOKだし、家事も普通にやってました。
唯一、傷がつっていたのと、その付近の神経や筋には
影響が出ていて、捻って力を入れるのは痛みました。
動きとして、雑巾絞るとか蓋を開けるとか・・・・・

退院3日後、それから1週間後に先生に傷の具合を
見せてOK。 抜糸も無し、リハビリも無し。

あ、そうそう、外したチタンのプレートとネジをもらいました。
ネジがきれいなんですよ。 チタンだから発色出来るんです。
私のはグリーンとブルー、ネジ山の違いで色分けされているんだそうです。

メーカーによっても違うそうなのですが、
例えば足のプレートのネジは、右用がレッド、左用がローズとか
そんな風にチタンの発色を利用して、ミスが起きないように
なっているそうです。 いや・・・・それは素晴らしい!
なるほどね・・・勉強になるわ。
簡単に出来て嬉しいですか?
簡単に出来て嬉しいですか?

ちょっと時代に逆行した話をしてみます。
「成功体験」がもてはやされる昨今ですが・・・・
それ、そんなに大切ですか?
(結構、敵を作りましたよね私、この瞬間・・・)

私はむしろ「失敗体験」の方が沢山あって、
それをどうやって乗り越えたかの方が、重要だと思うんですよ。
あれ?乗り越えた段階で「成功体験」ってことか・・・
それも、沢山乗り越えたら、成功体験が山ほどじゃないですか。
(そうだよ、だから成功体験が大切なんだよって思ったでしょ)
いや、そういう事が言いたいんじゃなくて・・・・。

この「成功体験」には定義が必要になりますね。
簡単に得られた「成功体験」、苦労して得た「成功体験」
は同じではありません。
私が大切では無いと言いたいのは、
楽しく簡単に乗り越えるために、困難が排除された「成功体験」です。
この「成功体験」には価値がありません。
(かなり、勇気を持ってバッサリ言い切ってみました)

「簡単に上手くいってしまった時に学んだ事」と、
「凄く躓いて、苦労した時に学んだ事」の内容は違います。
そして、出来上がった物についても、
「簡単にすぐに上手に出来る物」と、
「凄く難しくて手間がかかる物」との比較です。

簡単に誰もが乗り越えられた事が出来ても、
それは、相対的にみて「価値」を見出すのは難しいです。
つまり、ごめんなさい言い方がきつくなりますが、
「価値」が低い、ということです。
でも、逆に困難であればあるほど、出来たものには
「価値」が認められて当然なのは、同意していただけますよね。
むしろ、同じじゃ嫌ですよね。

そして、もう一つの「価値」の作り方ですが、
他の人が困難だと思っている事を、
簡単に「出来る」、もしくは「体験できる」ようする事にも
価値がある事として認めて良いですよね。
ですから、簡単に出来るようにしてもらった人は
この簡単に出来る方法を見つけた人に、
相応の対価を支払う必要があります。

まあ、突き詰めていくと、世の中で「価値の生産」が
お金に変わっていくのですから、いずれの生産についても
誰かの努力や工夫が必要になってきます。
その努力や工夫、手間暇を請け負って、生産者になれば、
お金が入ってくるということですよ。

グダグダ言いましたが 「価値 = お金」で、
「価値の生産 = 工夫・努力」ってことかな。

すんなり上手くいくことはお金になりにくいという当たり前を
分かっていれば、失敗体験を恐れず、それに懲りずに出来る人、
困難を困難と思わずに乗り越えようとする人でなければ
生産性が少なく、それは経済的に生きていくのに難しいと思うのです。

「出来るから楽しい、楽しいから出来る」というところで
「成功体験」が支持される理由にも、私自身、納得出来るのです。
「そうだよなぁ」って・・・・・・でも、現実は学校じゃないんです。

こんなに便利になって、自由になって、選択肢が増えた時代に
「生きづらい」とよく聞きますが、何故なんでしょう。

「失敗 = 終了」 って感じていませんか?
「失敗 = 成功までの途中」 でしかないのに、受け止めすぎですよ。
「失敗」にもっと気楽になりましょう。
「失敗」を責められたら、風が通り過ぎるのを待ちましょう。
姿勢を低くすれば倒れません。 風は貴方の上を通り過ぎます。
 
それより「失敗」の経験、足りてますか?
その為には簡単、「失敗」するための「挑戦」を沢山しましょう。 

「簡単に出来て嬉しい」だけを求めると、
それはただの「消費者」にしかなれないという事になるかも?
稼げる「生産者」になることの方が、楽しくて、生きやすいって思います。
いっそ、出来ない事を楽しめる力の方が、必要じゃないかな。
皆さんはどうですか?

失敗を恐れそうになった時、自分で読もうかなと思って書いておきます。
「リコーダー指導法セミナー」受けてきました。
「リコーダー指導法セミナー」受けてきました。
長岡むつみ先生と、長岡先生からお名前を伺っていた
北村俊彦先生の指導方法を学ばせて頂きました。

長岡むつみ先生は
「全日本リコーダーコンテスト」で、子ども達を次々に
ステージに上げて、成果を出されています。 
本も出版されていて読ませていただいてました。
内容は具体的で、こんな時に、こういう声掛けを子供たちにするとか・・・
実にきめ細かで、隙間時間にぱっと子供の心をつかむのです。

私のように気の利かない人間にとっては、「なるほど~」の宝庫です。
物の見方、人との関わり方が新鮮で、子育ての本としても
おすすめしたいです。 
自分の子育て中に、早くに触れておきたかったなあ。

講習のベースは、この本なのですが、、
実際の先生のご指導は、もっと体当たりで、ワクワクするものです。
本では分からない、体験が沢山ありました。 
私自身が童心に帰って、先生の授業を楽しませて頂きました。

本はコチラ→ 子どもが輝く指導のコツと楽しいリコーダー曲集130

そして、次の日は北村俊彦先生でした。
「笛星人」の本の先生です。 
一音だけでも楽しく演奏できる工夫や、合奏へのアレンジなど、
簡単なところから、少しずつ難易度を上げていくのですが、
とても丁寧で、無理をさせずに導くのです。

それらは、作曲の段階で、当然そうなるように仕込まれていて、
曲は簡単ですが、根底にあるロジックは実に緻密です。

この本を1冊、順番に吹いていくと、いつの間にか
目標とする曲が吹けるようになるように、書かれているそうです。
指導方法は勿論素晴らしいのですが、全体にストーリーがあり
経営者にも通じる一貫性があるのです。
とても著名な起業家の、お話を聞いているような感じがしました。

本はコチラ→ リコーダー笛星人

学校の先生ってエンターテイナーなんですね。 
人を引き付けるお話は
毎日、授業に立っていらっしゃるからなんすよね。
ユーチューバーだって、こんなに場数踏んでいないでしょう。
実は学校の先生という職業、凄かったんだと、今更ですが、
この年齢で気が付きました。

私は自分の製品である「dim.dim」.について、
一定期間は、「不慣れな使用者」で居ようと決めていました。
それは、子供向けの製品が出来るまでです。
現在金型を作り始めた「dim.dim.band」(ディム・ディム・バンド)が
これに当たります。 

公言しますが、私自身がリコーダーの愛好家であるとか、
そうした理由で始めた開発ではなかったので、
初心者でい続けることは、それほど難しくはありませんでした。
「吹くけど、練習しない」それだけです。

しかしです。 興味がない私でも、これだけ演奏家の演奏を聴き、
楽器としてのリコーダーの機能と可能性を知ると、
満更、興味ないこともないかも・・・・と変わってきました。

そして、もう一つの興味、
「リコーダーって、今どうやって今教えているんだろう」
触れて、楽器教育そのものにも、とても興味がわいてきました。
dim.dim.で貢献できること、まだありそうな気がします。