特許開発から起業、迷ったり悩んだり・・・・でも走っていれば何処かに着くはず。
dim.dim.を作った長い理由③
さあ、ブランクありましたが、続きです。
①自分の、家での楽器練習の事、こんな便利な時代に
まだ悩んでいる音量に疑問。
②娘たちの転校でリコーダー真剣にやってみるかと思った理由。

で、今回最後に「自分が手を挙げてみた。」についてです。

丁度、上の子が本格的に塾に通い始めていたころでした。
塾から帰ってきて、直ぐに夕食・・・そして、学校の宿題。
明日学校でテストがあるから、リコーダーの練習をしたいと
言われる事がありました。 成果発表会もリコーダーありましたね。
みんなに迷惑がかかるから練習したいとかです。
子どもなりに、失敗したら恥ずかしいとかとても気にし始めていたのです。

そして、ふと、思いついていしまったのです。 
インスピレーションの神様がパチリと指を鳴らしたのです。
今のようなコントロール方法ではありませんでしたが、
原型となるアイデアでした。

みなさん、私の道具を見て、「なあんだ」と思った方も
多いと思います。 思いついた私も、こんな事なら他の人も
思いつくだろう・・・・私が作らなくても、他の誰かが、そのうち
作ってくれるだろう・・・・・・・・・・放置・・・・でした。

ところが、それから10年後くらいに、あの東北の震災が、起きました。
私にも何か出来ないかと、地元の人にうかがったら、
呼んできて欲しいロックバンドがあると頼まれました。
食料品とか身の回りの物をと思っていた私には驚きというか、

衝撃でした。
「こんな時に音楽?」音楽は凄い!・・・そして、丁度そんな時です。

ニュースの中でだったか、現地の知人からだったか・・・
とにかく、名前の彫ってあるリコーダーが流れ着いて本人に
戻ってきたそうです。

その子がリコーダーを吹きたがったのですが、体育館には
被災した多くの方も避難されていて、許してもらえなかったという
話を聞き、こんな時だから吹きたかったのかもしれないと
思ったら、たまらなくなりました。

あの道具があれば解決できるかもと思い、ネットで探しましたが
世の中にはまだありませんでした。 
我が家でも、もしあの道具があれば使っていたと思います。

他のテストと違ってリコーダーのテストは緊張します。
シーンとした中で、一人で演奏しなければなりません。
練習不足はつらいですね。 娘たちにも欲しかった道具です。

スポーツもそうですが、ある程度からは才能かもしれません。
でも、練習すれば、逆上がりも出来るようになりますよね。
そう、スポーツと同じなのですよ。 出来れば楽しくもなる。
悔しければ練習する。 そんなもんですよね。

良いランニングシューズ、風の抵抗が少ないウェア。
ちょっと差がつくアイテムはあるにしても、
やっぱり、当たり前に「練習」ではないでしょうか。

練習時間を作る道具、シンプルにそれだけ。
それがまず、作りたかった道具でした。
それが、dim.dim.です。

私は別に特別リコーダーが好きだったわけでもない、
普通の人です。 だから、難しい事を考えずに作りました。
誰も作ってくれないなら、私が作ろう!

手を挙げてしまってからは、色々ありましたが、
なんとかやってきています。

本当にたまにですが、dim.dim.あって助かりましたって
言ってくれる人がいるので、止めてはいけないな。
と、今はそこでしょうか。 

つまり、そんな色々があって作ることになりました。
それにしても、私にしては長編、長くなってすみません。
うっかり、①から全部読んで下さった方、ありがとうございます。

物を作る動機を知ってほしかったので書きました。
私も忘れて、投げ出さないように・・・
ゼロからの製造業、色々あります。
だから、どうして作りたかったのかの方が、作ることよりも
大切だったりします。 

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dim.dim.を作った長い理由②
①を受けての続きです。
「こんな事を人類は解決できていないのか・・・」のくだり
少し大袈裟だと思われましたか。
方程式解いていていて、足し算が出来ないみたいな・・・
なんか、アンバランスな気が致しまして・・・・つい。

でも、音は空気の振動ですから自然相手なのでした。
太陽を西から昇らせるみたいな事で、これって案外簡単では
ありませんでした。 

自分の好奇心のままに身近なもので試作を始めました。
当時、針金細工に凝っていて、ホルダー(現在プラスチック製)
は針金で作っていました。 

子ども達のプラスチック製のリコーダーの為に考えていたので
リコーダーの傷については、さほど拘ってはいませんでいた。
音が小さくなって、沢山練習してくれれば良かったのです。

娘たちがリコーダーを吹いていたころ、夫の転勤が2度ありました。

リコーダーの練習を大切に考えたのは、合奏というジャンルの
楽しさを、娘たちに知ってもらいたかったからでした。
私の体験から「合奏」というジャンルを手軽に体験できる楽器
ではないかと思ったのです。

私は結婚前、家族で半年ほど海外に居たことがあり、弟妹たちは
近所の学校へ通いました。 日本人が少ない地域で、
日本人学校は無く、そのまま現地のカリキュラムで苦労しました。

当時お世話してくれた、日本で言うところの教育委員会の方の
アドバイスで、言語が難しければ音楽のカリキュラムと数学、体育を
沢山入れたら良いと勧められました。

音楽!そうだ音楽!という訳で弟妹達は学校で、そればかり
やっていました。 それでどうにかなりました。(笑)

数学は日本人の子供たちには有利でしたし、体育は圧倒的に
体力差を感じていたようでしたが、音楽は対等で、この「対等」と
いうところが、実はコミュニケーションとして最も大切なのでした。

私も自分の娘たちが早く学校に馴染んで欲しかったので、
その一つとして、リコーダーが普通程度は演奏できるようになるには
練習が必要だと感じました。 前の学校より、力を入れている
印象があり、明らかに娘たちは練習が必要でした。

でも、集合住宅に住んでいる家庭では難しい問題でした。
(つづく)

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