特許開発から起業、迷ったり悩んだり・・・・でも走っていれば何処かに着くはず。
リコーダーの音が苦手なお子さんに
「聴覚過敏」ってご存知でしょうか。
日常生活の音が、「響く」「割れる」「エコーがかかる」などと
いった風に感じるそうです。 
それが聴こえだけの問題ではなく、耳に痛みを伴ったり.
不快感,恐怖,苛立ちといった感覚も伴っていて、
更に、頭痛やめまい、頸部の違和感や疼痛が生じる場合もあるそうです。

この症状を知ったのは、お子さんが、リコーダーの音が怖くて出せな
かった
といとう保護者の方からでした。
特定の苦手な音があって、そのうちの一つがリコーダーの大きな音が
苦痛
なのだそうです。 そうした「聴覚過敏」のお子さんは意外と
多くいらっしゃる
ことも教えて頂きました。 
 
dim.dim.で、音が小さくなればリコーダー練習が出来たそうで、
こうした道具があって良かったと喜んでいただけていました。
私もとても嬉しかったので、同様の事で悩まれている方に試して頂けたらと
思い、ツイッターでつぶやいたところ、意外な方からも
私もそうだという反響を頂き、少し詳しくブログにしてみました。

私、数年前にストレスで、眼瞼痙攣になったことがあって、
同時期に耳鳴りが始まったんです。
でも、よく考えてみると「耳鳴り」と思っていた症状は、
案外、これだったのかもしれないと思いました。

シャワーの音と換気扇の音が今までと違う音に聴こえるんです。
こもったような、やたら響くような・・・・・この両方が聴こえる
炊事仕事が特に苦痛で、ヘッドフォンで音楽を聴きながらしていました。
そう、ヘッドフォンの音は普通に聴こえるんですよ。 
都合の良い耳です。 

入浴時もシャワーの音が気になってリラックス出来ない。 
自分自身の声の聴こえも響く感じで
話すのが辛くなったり・・・・それでも
私、大抵病院に行かないんですよ(笑)
病は気から・・・ストレスが原因だわ私、きっと・・・・
ストレスに耐性が無いのが良くない、くらいに思ってしまうんです。

案の定、そのストレスの原因が無くなったら、
いつの間にか、目の上の痙攣も起きなくなって、
音も同時に普通の世界が戻って来ましたね。
2か月間くらいだったかな・・・・・

今考えると、この不快な状態は、精神的にも大変な負担でした。
この音を聴いている時の恐怖と苛立ちは、
なんと表現したら良いか分かりません。
全神経が耳に集中してしまうのを、どうにもできませんでした。

もう、気のせいだとかそんな事を言われても、どうにも自分で
コントロールできませんから、辛かったですね。

耳鳴りだったのか、聴覚過敏だったのか、他の病だったのか・・・
今となっては曖昧ですが、耳に問題を抱えることが、
人にとって想像以上のストレスになる事を、少しだけ私も体験しました。

これらの症状を長期に渡って抱えていらっしゃる方には
心からの治癒、救済をお祈りいたします。

そして、リコーダー練習の音で苦痛を感じていらっしゃるお子さん、
その練習の音を聴くのが辛い第三者が居ること、その両者が
世の中に居るのだという事を、多くの方に知って頂けたらと思います。

ウチの子、リコーダー苦手なのかしらと思っている保護者の方、もしかしたら、
リコーダーの大きな音が怖いだけの可能性を疑ってみてあげてください。
dim.dim.でリコーダーの音が小さくなるだけで、練習が出来るかもしれません。



今朝のお問合せ
今朝、「dim.dim.何処で買えますか?」というお電話を頂きました。 
お子さんが小学3年生、リコーダー・デビューする、お母様からのお電話でした。
思わず「おめでとうございます!」と言ってしまいました。
親にとっては「子供が初めて出会う何か」は特別なものである事を、
ふと思い出してしまって出た言葉でした。

 おめでとう!初めて出会った日~
おめでとう!初めて出会った日

それを好きになるか、嫌いになるかで人生変わってくるものです。
学校生活において、私たちはほぼ等しく何かに出会ってきました。
掛け算だったり、書道だったり、リコーダーだったり・・・・・。
好きとか、嫌いとか何の先入観も無く出会ったはずです。

それが何時か、嫌いになったり、好きになったり、
無理やりしなければいけない事だったり、もっとしたいのに
週に1時間しかなかったり・・・・。 だから、学校で出会うものは、
「世の中にはこんなものがあるんですよ」っていう
カタログみたいなものではないかと、私は子供の頃に感じていました。
一通り見て、この中から選べば良いんだとも。
つまり、全部好きにならなくても良いという、選択の自由も与えられた
のだと感じました。

「リコーダー」もその1つに過ぎません。
だけど、好きも嫌いも関係なく、ただ環境で練習できなくて
当然、上手く吹けるハズもなくて・・・・諦めるしかなかったら、
なんか、悔しくないですが?

せっかく、一人1本ずつリコーダー持っていて、
練習出来れば、どうにかなったかもしれないのに・・・・
実は英会話と楽器の習得って似てるそうです。
この話、興味ありませんか? 
そのうち、じっくりご説明させていただきますが、とにかく

どちらも初めは、「出来たら楽しそう!」って思ったはずです。
最初は簡単なところから始まるから、みんなイキイキしているのが、
だんだん間違えたら恥ずかしいが大きくなってきて、
上手く吹けないから、大きな音も出せなくて、練習機会も無くて、
気付けば、リコーダーも英語並みに嫌いで苦手に
なっている・・・・ そう、英語並みに・・・・・・・

実は、楽器習得と英語習得は脳科学的にかなり近いそうですよ。

似たような何かの克服経験は、大袈裟ではなく人生の糧です。
リコーダーみたいに練習すれば良いんだなって
思ってくれたらうれしいです。




木製リコーダーの為のdim.dim.作りました。
「木製のリコーダーに使えますか」

dim.dim.発売当初から、多くのお客様にご質問を頂いていました。
ニーズがあることは解っていましたが、作る勇気はありませんでした。

やはり木製、少ない数を作るところからのスタートになり、
それなりに会社そのものの体力が求められるジャンルです。
失敗したら、今作っている物さえも提供できなくなってしまいます。

家族の理解のもとで、細々やっている会社ですからね。
銀行より厳しいんですよ、「売れるのそれ?」って聞かれました。
木製用に発注したホルダーが納品された時、
私の心境としては「あ~あ、作っちゃった」という不安と
これで売れないと人間不信になるかも・・・・でした(笑)

数日前の銀座のイベントで販売してみたのですが、
予想を裏切る売れ行きでした。 
一人でフルサイズと、更にご友人の方へのプレゼントに
購入して頂いた方までいらっしゃいました。

木製用dim.dim.のホルダーを触っていただくと、
従来の物との差に、しっかり驚いて下さいます。
柔らかく、滑らかで軽いのです。
かと言って、操作に不安を感じる柔らかさではありません。 
メイプル、梨みたいな柔らかい材質でも大丈夫です。

効果・・・・従来のものをご使用の方には、微調整がとても
必要な物であることをご存知だと思うのですが、
そこが更にしやすくなった感じです。
ですから、拘る方にはもちろん、プラ管でもご使用OKです。 

でも、これだけ喜んで頂けるのなら、
作った甲斐もあります。

只、ひとつご注意が・・・・・従来のプラスチック製とは違って、
洗濯機に入れるのはNGです。 汚れが気になる時は、
やさしく中性洗剤で手洗いして下さいね。 
ホルダー部分はエラストマー樹脂なので、
、直射日光、高温、油がが苦手です。 
濡れたタオルで拭くくらいで充分ですよ。

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「新dim.dim.」の機能について
新製品は何時も不安です。
ニーズに応えられているかな・・・・と。
過剰な期待をさせてはいないかとかもでしょか。

dim.dim.kit(ディム・ディム・キット)は
子ども達に実験を楽しみ、使い方も知ってもらって
便利に使ってもらいたいと考えた製品です。

dim.dim.standard(ディム・ディム・スタンダード)は
学校生活でランドセルの次に長く使ってもらえて、
名実共に楽器アクセサリーとして、個性的に使って
欲しいと思って作りました。
中学生からのリクエストもあり、アルトも加えました。

dim.dim.school(ディム・ディム・スクール)
機能はdim.dim.standardそのままに、安価に購入して
もらえるように量産化に挑戦したものです。

dim.dim.tile(ディム・ディム・タイル)仮称は
機能面はある程度そぎ落として、ちょっとした臨時の
練習に必要な子ども達の為に作りました。

新dim.dim.はちょっとした微調整が苦手です。
そして、最初の設定が、従来の物よりひと手間かかります。
でも、一個持っておけば、リコーダー演奏でよく使用される
メインのサイズは取り敢えず使えます。

新製品というと、機能の向上が期待されがちですが、
あくまで価格、サイズの汎用性でのサービスだけです。
リコーダーを始めとする木管楽器に今までミュートなどが
開発されなかったのには、それなりにデリケートなのです。

プラスチック製のリコーダーの価格が安価であるために
どうしても相場観で、安価であることを求められます。
どの楽器であれ、音を小さくする技術に差は無いように
感じます。

私が感じる微妙な調整が、全ての人に必要かという
問題を、逃げずに考えなければいけません。 

楽器を壊さないように50㏈をきる音量にして
明日のテストの為に、塾から帰って来ても、
何とか運指の練習が出来れば、学校生活は
楽になるのです。

「楽器アクセサリー」では無く、「学用品の便利グッズ」と
考えて頂ければ良いのですが・・・
dim.dim.を作った長い理由③
さあ、ブランクありましたが、続きです。
①自分の、家での楽器練習の事、こんな便利な時代に
まだ悩んでいる音量に疑問。
②娘たちの転校でリコーダー真剣にやってみるかと思った理由。

で、今回最後に「自分が手を挙げてみた。」についてです。

丁度、上の子が本格的に塾に通い始めていたころでした。
塾から帰ってきて、直ぐに夕食・・・そして、学校の宿題。
明日学校でテストがあるから、リコーダーの練習をしたいと
言われる事がありました。 成果発表会もリコーダーありましたね。
みんなに迷惑がかかるから練習したいとかです。
子どもなりに、失敗したら恥ずかしいとかとても気にし始めていたのです。

そして、ふと、思いついていしまったのです。 
インスピレーションの神様がパチリと指を鳴らしたのです。
今のようなコントロール方法ではありませんでしたが、
原型となるアイデアでした。

みなさん、私の道具を見て、「なあんだ」と思った方も
多いと思います。 思いついた私も、こんな事なら他の人も
思いつくだろう・・・・私が作らなくても、他の誰かが、そのうち
作ってくれるだろう・・・・・・・・・・放置・・・・でした。

ところが、それから10年後くらいに、あの東北の震災が、起きました。
私にも何か出来ないかと、地元の人にうかがったら、
呼んできて欲しいロックバンドがあると頼まれました。
食料品とか身の回りの物をと思っていた私には驚きというか、

衝撃でした。
「こんな時に音楽?」音楽は凄い!・・・そして、丁度そんな時です。

ニュースの中でだったか、現地の知人からだったか・・・
とにかく、名前の彫ってあるリコーダーが流れ着いて本人に
戻ってきたそうです。

その子がリコーダーを吹きたがったのですが、体育館には
被災した多くの方も避難されていて、許してもらえなかったという
話を聞き、こんな時だから吹きたかったのかもしれないと
思ったら、たまらなくなりました。

あの道具があれば解決できるかもと思い、ネットで探しましたが
世の中にはまだありませんでした。 
我が家でも、もしあの道具があれば使っていたと思います。

他のテストと違ってリコーダーのテストは緊張します。
シーンとした中で、一人で演奏しなければなりません。
練習不足はつらいですね。 娘たちにも欲しかった道具です。

スポーツもそうですが、ある程度からは才能かもしれません。
でも、練習すれば、逆上がりも出来るようになりますよね。
そう、スポーツと同じなのですよ。 出来れば楽しくもなる。
悔しければ練習する。 そんなもんですよね。

良いランニングシューズ、風の抵抗が少ないウェア。
ちょっと差がつくアイテムはあるにしても、
やっぱり、当たり前に「練習」ではないでしょうか。

練習時間を作る道具、シンプルにそれだけ。
それがまず、作りたかった道具でした。
それが、dim.dim.です。

私は別に特別リコーダーが好きだったわけでもない、
普通の人です。 だから、難しい事を考えずに作りました。
誰も作ってくれないなら、私が作ろう!

手を挙げてしまってからは、色々ありましたが、
なんとかやってきています。

本当にたまにですが、dim.dim.あって助かりましたって
言ってくれる人がいるので、止めてはいけないな。
と、今はそこでしょうか。 

つまり、そんな色々があって作ることになりました。
それにしても、私にしては長編、長くなってすみません。
うっかり、①から全部読んで下さった方、ありがとうございます。

物を作る動機を知ってほしかったので書きました。
私も忘れて、投げ出さないように・・・
ゼロからの製造業、色々あります。
だから、どうして作りたかったのかの方が、作ることよりも
大切だったりします。 

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dim.dim.を作った長い理由②
①を受けての続きです。
「こんな事を人類は解決できていないのか・・・」のくだり
少し大袈裟だと思われましたか。
方程式解いていていて、足し算が出来ないみたいな・・・
なんか、アンバランスな気が致しまして・・・・つい。

でも、音は空気の振動ですから自然相手なのでした。
太陽を西から昇らせるみたいな事で、これって案外簡単では
ありませんでした。 

自分の好奇心のままに身近なもので試作を始めました。
当時、針金細工に凝っていて、ホルダー(現在プラスチック製)
は針金で作っていました。 

子ども達のプラスチック製のリコーダーの為に考えていたので
リコーダーの傷については、さほど拘ってはいませんでいた。
音が小さくなって、沢山練習してくれれば良かったのです。

娘たちがリコーダーを吹いていたころ、夫の転勤が2度ありました。

リコーダーの練習を大切に考えたのは、合奏というジャンルの
楽しさを、娘たちに知ってもらいたかったからでした。
私の体験から「合奏」というジャンルを手軽に体験できる楽器
ではないかと思ったのです。

私は結婚前、家族で半年ほど海外に居たことがあり、弟妹たちは
近所の学校へ通いました。 日本人が少ない地域で、
日本人学校は無く、そのまま現地のカリキュラムで苦労しました。

当時お世話してくれた、日本で言うところの教育委員会の方の
アドバイスで、言語が難しければ音楽のカリキュラムと数学、体育を
沢山入れたら良いと勧められました。

音楽!そうだ音楽!という訳で弟妹達は学校で、そればかり
やっていました。 それでどうにかなりました。(笑)

数学は日本人の子供たちには有利でしたし、体育は圧倒的に
体力差を感じていたようでしたが、音楽は対等で、この「対等」と
いうところが、実はコミュニケーションとして最も大切なのでした。

私も自分の娘たちが早く学校に馴染んで欲しかったので、
その一つとして、リコーダーが普通程度は演奏できるようになるには
練習が必要だと感じました。 前の学校より、力を入れている
印象があり、明らかに娘たちは練習が必要でした。

でも、集合住宅に住んでいる家庭では難しい問題でした。
(つづく)

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dim.dim.を作った長い理由①
そう言えば、具体的に「dim.dim.」もついて書いたことが
あまり無かった事に気づきました。
商品説明なんかで、色々配慮しながら書いていますが
私にとってどんなかは、主観を述べてもな・・・・・・
と書かなかった訳です。

自分の子ども達のリコーダーの宿題に困った事がきっかけ
ですが、私の子ども時代の経験もありました。

当時、学校のクラブでオケ部にいまいした。 
バイオリンだったのですが、子どもの下手なバイオリンは
なかなかの迷惑だったと思います。 

当時、戸建の家には住んでいましたが、私には年の離れた
幼い兄弟達が居ました。 お昼寝の邪魔になることもあり、
弱音器を探して付けましたが、とても家で練習できる
音量では無ありませんでした。 

この時に、消音器とか弱音器とか言っても、まったく自分の
練習環境には合わないなことに、がっかりしました。
結局、学校だけの練習になるのですが、ある程度個人で曲を
仕上げていないと、クラブに行っても練習にならないので
辞めたくなることもシバシバでした。

その後も楽器熱は冷めず、ギターもしていたのですが、
ヘッドフォンで練習出来る鍵盤楽器とは違い、なかなか大変
でした。 思いっきりストロークしても音が出ない方法は
無いものかと思いながら、術もなくコソコソ練習していました。

学校から帰宅してから練習しようと思っても、家の手伝いも
あり、夕飯後はテレビを見ている家族からのクレームがあり、
なかなか練習できず、かと言って外で練習する勇気も無く、
ギターはほこりを被ったまままになりました。

そして、わが子のリコーダー練習に困ったとき、
「未だに解決できてないのか・・・・」と怒りが湧いてきました。
コンピューターがどうしたとか言っているこの時代に
ましてや、誰でも練習経験があるリコーダーという楽器で
こんな事を人類は解決できていないのか・・・・と、
大袈裟でなく、心底がっかりしたのです。

そして、ウィキペディアの一文に、
「やる気、無いだけだろう!」と怒りに・・・・・(つづく)

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