特許開発から起業、迷ったり悩んだり・・・・でも走っていれば何処かに着くはず。
dim.dim.tile(ディム・ディム・タイル)の開発
第1回学校施設・サービス展に出展した時に
初公開したdim.dim.tileディム・ディム・タイル(仮称)です。
dim.dim.tile
沢山の子ども達に使ってもらえるには、どうしたら
良いのかを考えてみました。

今までもそう思って作って来ましたが、私の感覚は
ちょっとズレていました。
購入場所、価格設定など、結果的には私自身の目標を
実現できてはいませんでした。

私のイメージはdim.dim.が500円くらいで、
学校からの申込書に○を付ければ、リコーダーと一緒に
届いて、当たり前のように音量をコントロールして、
どんな環境の子どもでも、気兼ねなく楽しく楽器を練習できる
というものでした。

現在、製造しているものは私に出来るMAXを実現した物でした。
国産で、材料に拘り、最高の職人さんによって作っています。
性能としても、今の私に出来る最大限をです。
2千円くらいします。 (その上、少数ロットで製造)

dim.dim.standardやdim.dim.schoolには、
私が楽器好きなので、個人的な思いが入ってしまいました。

でも、宿題やテストの為のリコーダー練習で、困っている
普通の子ども達とその保護者が求めるのは、
もっと、ちょっとした救済のヒントであるという事です。
主要教科では無いので、出来るだけコストや時間を
掛けたくないというのがリアルな思いでしょうか。

この気持ち、母親を経験した私にも、ちょっと解るところです。
出来れば練習時間を減らせる、直ぐに上手になれる
補助具的な物の方が歓迎されるのでしょうね。

だから、今までのdim.dim.は事業としては適していない製品です。 

当初の「どんな子ども達にも・・・・」の思いに方向を戻すするべきです。
それがdim.dim.tile! でも、サービスはコストだけ(笑)
練習で上手くなってもらいたいので、便利グッズではありません。 
練習が楽しくなるアイテムは、私の開発リストにありますが、
練習を減らせる便利グッズは予定に入れていません。
脳の発育の為には、その方が良いと思うからです。

事業プランとして考えれば、dim.dim.standardや
dim.dim.schoolは失敗ですね。
でも、開発の為にはこの順番を変える事は出来ませんでした。

最良なものを作るって、特許でも必ず書くところです。
最良な状態が分からなければ、こうした簡易的な
商品の開発は出来ないのが現実です。

私は料理についても同じ考え方です。
ホテルや料亭で作るような作り方でまず作ってみて、
何処が手を抜けるか考えるというのが私のスタイルです。
そうやって、家庭のレシピに加えてきました。

でも、最近は誰かの「私はこんな風に作っています。」という
レシピ紹介の共有に、人気が集まっているようです。
つまり、誰かの成功の共有って私は分析しています。
飲食店の評価サイトもそう、失敗したくない=成功の共有
という公式に当てはまります。

これ、いずれモノづくりにも汎用されるのかな。
私のやり方はちょっと時代遅れな方法です。
近いうちに「失敗しないものづくり=成功するモノづくりの共有」
なるものが現れる予感がします。

何かそれって、ワクワクしないな私・・・・

テーマ:経営者 - ジャンル:ビジネス

木製リコーダー用の開発
今まで、子ども達が学校で使っているプラスチック製のリコーダー用に
dim.dim.を作ってきました。 

たとえば、安全な材料であるとか、母親の目線ですね。
子どもに安全な物であることを心がければ、使い勝手やそうしたことも
自然と整ってくるものでした。 

この目線は、商品を作るのに、
実は障壁にもなりましたが、意外と作りやすくもなりました。
選択に迷った時は「安全」を優先すれば良いという事です。
迷わなくて済みました。

しかし、大人の方の利用者が多い現状があり、木製の高価なリコーダーを
ご使用のユーザーの方からのご質問を多く頂き、
更に、リコーダー本体に優しい物になるよう、 開発を重ねております。

メーカーである以上、「開発」は責任であると思っています。
誰よりも、テーマについて考えていなければいけないという事では
ないでしょうか。 そして、結果も求められます。
「一生懸命やっています」だけでは、何も貢献できていないのです。
私がどんな人間かなんて関係なく、購入して頂いた方は「物」と向き合って
いらっしゃるのです。
誠実に応えていかなければと思えば、「開発」しかありません。

スタートは子どものリコーダー練習を、もっと気兼ねなく
沢山させてあげられないかとの思いで、始めた事がきっかけでしたが、
実際お買い上げいただいている方は、リコーダーを趣味で演奏されている
方達が非常に多く、そうしたニーズを頂けましたことは、開発者として
驚きであり、感謝しております。
 
子ども目線ではなくなっているので、厳しい評価をしていただけます。
非常にありがたいことです。
私も、より真剣に向き合う事が出来ています。
こうして真剣な大人たちの目に、耳に適ったものが子ども達の練習を
サポート出来るなんて、私が初めに思っていた事以上の実現が
出来ていることを実感しております。

身に余る光栄です。 更に開発!






「音」を優先にしよう
私は楽器の音量調整器を作っていますが、
開発のスタートは「音を小さくする」ということからでは
ありませんでした。

どうやって、楽器の「良い音を残せるか」という限界点を
見つけることでした。
最初の頃の開発段階では、小さくするほど、リコーダーの
音の良さが無くなって、「スースー」という息の音が
増えていく感じでした。

良い音を残すには、本来、楽器がどう音を作るのかを
知る必要があったし、音に影響を与える要素も調べる
必要がありました。

そうすることで、各社のメーカーの特徴や、
響きにどれだけの工夫があるかも知る事が出来ました。

そして、リコーダーを作った人達へ敬意を込めて、
リコーダーそのものを、傷つけないような工夫が必要
だとも思いました。

そうやって行き着いたのは、出来る限り元のリコーダーの
機能を使って発音させるということです。
ですから、dim.dim.は、音が違うのです。

ウィンドウェイに紙を差し込めば小さくなる事は、
既に多くの方が分かっていたのですから、それでは商品化する
意味が無いと思っていましたし、望んでいた音量にはなりませんでした。 

会社の名前に「楽器」を付けている以上、便利な道具どまりでは
私も納得いきませんでした。 
出来るだけ音色を維持して、発音させたかったのです。

そう、楽器そのものを分析するところから、入ってしまっているので
先人の苦労を台無しにするのはね・・・・・・。

やっぱり、結局ウチは「音」です。