特許開発から起業、迷ったり悩んだり・・・・でも走っていれば何処かに着くはず。
「新dim.dim」製作中
昨年から色々ありまして・・・・・、
新製品の製造が遅れてしまっていますが、
それでも何とか進んでいます。
楽器フェアにお披露目できると良いのですが、
レプリカになりそうです。

何かあれば、そのまま事業に反映されてしまうという
個人事業の申し訳ないところです。
気持ちがあっても体は一つなので、歯がゆいです。

新dim.dim.は機能として100%素晴らしい道具ではありませんが、
家での練習を全く無理だと思っていた人には、
きっと、助けになると思います。

私が起業した動機により忠実なモデルです。
とにかく、誰でも買える価格にしたいっていうことです。

機能はdim.dim.standardが一番です。
自動車のワイパーのように、なんだかんだ言ってもこれ以上の形は
難しいと思います。 いろんな意味で理に適っている形です。
大切に長く使ってもらいたい、プラ管用の最高モデルです。
今後スポンジの改良で、更に機能を上げて行ける可能性もあります。
でも、安くは作れません。

しかし、初心に帰ってユーザー目線で考えれば、
新dim.dim.はまあまあの機能で、安価に購入できることです。
ただただ良いものを作りたがるメーカー目線は邪魔になります。 

今回、価格に拘った製造は、私にもとても勉強になりました。
販売ルートも価格に影響しますから、そこまで開拓して製品なんですね。
多分、一番の後押しは保護者からの要望が上がることだと思います。
でないと、学校販売のルートには乗らないし、そうなれば
価格を上げるしかありませんが、dim.dim.standardもあるので
無理に製造を続ける必要はありません。 
1000個作って反響が無ければ止めて良いのだと考えて、リリースです。

製造工夫は私にできる限界にきています。
後は少ない利益でも継続できるように確実に購入してもらえる仕組みを
作るしか道はありません。 

もし、新dim.dim.が機能、価格共に納得できる物であれば、
是非、製造が続けられるように、応援よろしくお願いします。
小さな会社が作ると値段が高い理由
100円で大抵の物が買える世の中になって久しいですね。

昔から、こうした販売が無かった訳ではありませんが、
スーパーなどで、一時的な催しものとしてでした。
それがいつの間にか常設の店舗となっていったのは、
バブルの崩壊後だったと思います。

少子化への懸念はそれほどなく、子育て世代に
あまり優しい時代では無かったので、日用品を節約できて
とてもありがたいものでした。

100円均一のビジネス・モデルの凄さは、販売と製造の
両方であるという事ですよね。
あの販路があるから、あれだけの製造が出来るのです。

私も自分でものを作る側に立ってみて、本当にその凄さには
敬服するしかありません。 

で、小さな会社が作ると値段が高い理由
具体的な数字で見てみましょう。 

例えばです。 
プラスチックでできた5cm×7cm程度のグッズが
説明書を兼ねた厚紙の台紙にくっついていて、
ちょっと目を引くシールが1個貼ってある商品があったとします。
良く見かける感じでしょ。

それを、100万円の金型で1000個の物を作ったとします。
1,000,000÷1,000=1,0001個1000円です。

金型は型でしかないので、一個ずつこの型で取って
出たきたでプラスチック1個の部品の値段は別ですから、
1000個で50円のものだと仮定します。 
1,000+50=1,050 でこれだけで1個1,050円です。

これに台紙とかシールとかの印刷代が必要ですね。
型代もかかりますからね。 100円でしょうね。
厚紙でダイカットの印刷って、意外と高いんですよ、
1000枚の印刷だともっと高いかもしれませんが、このくらいで押さえたとして
1,000+100=1,150 でこれだけで1個1150円です。

そして、パッケージに詰めてもらう人の作業費が要りますが、
このくらいなら20円でしょう。
1,150+20=1,170 見えるものだけで1個1,170円です。

これが、特許のもので、弁理士さんに頼んでいれば
40万円程度はかかっています。 
そういう商品でなくても既に1,170円なんですよ。

倉庫代、ネットショップの出店料、あるいは宣伝費・・・・・・は入ってません。
これを他のお店においてもらうには、流通価格でなければ
置いてもらえませんから・・・・・・というわけで
皆さんなら、いくらの値段を付けますか?

では100円ショップの規模で同じものを考えてみましょう。
2,000店舗あるとしましょう。(多分もう少し多いはず)
一つの店舗で月に10個ずつ売れたとして20,000個です。

金型代は100万で同じですが、分母が変われば
1,000,000÷20,000=501個50円です。

そして、プラスチック1個の部品の値段はまた別ですから、、
20,000万個の注文なら25円より安いかも知れません。
50+25=75、 ここまでで1個75円です。

そして、シールや台紙、、20,000枚の印刷なら10円以内とか、
75+10=85 ほう、1個85円です。
パッケージへの封入作業10円として95円
その上、製造直販ですから、流通価格とか考えなくてそのままの価格です。
1個100円でも、損にはなりません。 正に薄利多売です。

ここまで大きなマーケットであれば、勝手に「○○円でどうですか」とか
相手から売り込んでくれます。

1000個の発注って、製造業では多い方ではありません。
最低で引き受けてくれる単位と思って頂いて良いです。
私はいつも「すみません、1000個なんですけれど・・・」の姿勢です。
タクシーの「すみません近くなんですけど・・・・・」と似ています。

大規模な販路、大量発注、大量生産、そして・・・
現金収入、(100円ショップでカード決済あまり見ない)
100円ショップはものすごいビジネス・モデルなのです。

すみません、私の仕事がまだまだなんです。
100円ショップのような販路も仕入れも築けていいません。

なんで、高いのかとおっしゃるのは、ごもっともです。
作っている私も、皆さまと同じ思いです。

1000円~2000円のリコーダーのミュートを作る技術と、
20万~30万のリコーダーのミュートを作る技術の本質は
変わらないし、他のもっと高い楽器のミュートより簡単に
作れるかと言われると困るのですが、
簡単では無かったから無かっただけだとも言えるんです。
それは、楽器なりに違うと思います。

楽器本体の値段でミュートの値段が決まるなんて
おかしな話ですよ。 技術じゃなくて、相場観なんですね。
でも、私自身も相場観で高いと思ってしまっているんです。

ですから、現在の価格、相当悩んで設定しました。 
事務所も見栄は張りません。 家のあちこちに段ボール
極力内製化してますから、寝る時間も削っていて、
それでも「高い」と言われれてしまうと、
何で作っているのか自分でも分かりません 
うーん、何で作っているんでしょうね。

・・・・・・・・待てよ、2万個の受注を先に取れたら
もっと安く作れるという事じゃない?
それだ!リスクを取ろう。
小さなものが生き残れる・・・・・かも?という勝手な理屈ですが。
作るものによっては小さい組織の方が適している場合もあると思います。
私のような小さなところが、モノを作ろうとした時に、
最少何個から発注できるのかという問題も付きまといます。

ですから、大企業が私のようなところを相手にするわけがありません。
大した注文をするはずがないと予想されたのか、メールの問い合わせに
答えてもらえない場合も少なくありません。
でも、仕方ないのです。小さな獲物では生き残れないからです。。

恐竜が絶滅した仮定として、体が大き過ぎたというのもあります。
それだけ多くの食糧を必要とするし、隠れ場所にも困ったに違いありません。
そして、同じ恐竜の仲間だった鳥類は比較的小さく、
空という競争の少ないエリアで生活し、今日まで進化を遂げてきました。
小さな虫を食べながら・ね。・・・・・

鳥のようになればいいとしたら、機敏にうごけること
小さな者同士でグループをつくり、理想のために遠くへ飛べる持久力を持つ。
そう考えたら、小さいことにはメリットが沢山ありそうです。

恐怖を超える為のシュミレーション
研究開発をしていくという点ではコツみたいな物は
掴んでいると思います。掴んだような気になっているのかな?
だけど経営者としての感覚にはなりきれていないという事、
そこは残念ながらあっさり認めるところです。

経営感覚ってなんでしょう?
コスト感?それならあります。
「資金繰り」については家計簿感覚です。
兎に角、場を与えられて、生き残る為に必至で学ぶのかもしれません。

4年先までのキャッシュフローをまとめてみました。
一億近い融資を受けないと商品の生産が出来ないという、
黒字なのに、製造費が追い付かないという時期が来るようです。

頭の中では何度も会社を作り、何度も失敗しています。
比較損益計算書何かで資金繰りが判ってくると
いかに製造業のスタートに運転資金が大量に必要か驚きます。
覚悟が必要です。

でも、この作業は恐怖を超える為のシュミレーションだと思うのです。
5年後、7年後・・・・・・・さすがに安定してきます。
つまり、大変だった先もシュミレーション出来るので、
今大変だけど頑張ってみようかなって思えるのです。
中国生産見直し
ここ3年で、中国の人件費は1.6倍になったそうです。
家電メーカーの大手も国内に工場を引き上げたり、
タイに移築したりと、最近状況は変わってきました。

人件費って影響が大きいんですね。
設備投資もしてきた筈なのに、それを引き上げても
採算が合うという事なのです。

中国がどんな風に変化していくのかにも興味があります。

3年で1.6倍の給与アップなんて凄すぎますよね。
その感覚でいた中国が一気に後退するような事態になった時に
どうやって経済的な活路を見出すのでしょう。

個人的には、国内生産で賄えるなら、私は大歓迎です。
国内製造業の設備投資の拡大も内需の拡大につながります。
しかし待てよ、うちみたいな中小企業の
面倒くさいお願いは、聞いてくれなくなるかも?

早く、取引先探さないと・・・・・・
ルート・セールスは頼りになるのか?
何時かも触れた事があるのですが、
製造業は利益率で考えると、儲かりにくい産業です。

最近、農協や漁協を通さずに、
ネットで自ら販売するケースがあり、
それが以外と消費者から支持を得ていて、
好調だという事です。

既存の販売ルート、方法を考えるべき
地点に来たのではないでしょうか?

仮に自分の商品について考えてみると、
材料、仕入れは大抵は前払いです。
それなのにサイトが半年もある手形を切られたら
売掛が沢山あるのに倒産するパターンです。

少数ロットで生産したものをネットで販売する方が
売れ行きはそれほどでなくても、何とか経営を
安定化できるだろうと考えられます。
 
ルートセールスはまとまった受注になりますが、
それにどれだけの強さと成果があるかです。
きちんと分解して、整理してみたいですね。
そうしてから、取りかかってもいいのだと思います。

そうか!
自分でも、カテゴリとして「試作品」「商品化」としていますが、
もう一つ「製品化」というのがあると思うんです。
「試作品」と「商品化」には明確な差があることは、
作ることを仕事にしていなくても、解かっていただける
境界線だと思います。

ところが、「製品化」「商品化」となると「?」って
なって、どうでもいいんじゃないのと言われそうです。
実は日本のモノづくりは「製品化」までは優れていても
「商品化」が上手くないんじゃないでしょうか?

「良いモノ作っていれば売れる」ってところ
否定できないと思います。
でも、本来それが当たりまえで、私も大賛成です。

ところが、買う人は[イメージ」も買い物カゴに入れています。
広告の仕事を経て思ったのですが、
買ってみて、良かったは当たりまえで、
きっちり、比較ができるわけが無いので、
実際のところは、買ったものがイイ物なのです。

買い物かごに入れたのは、格好良く宣伝されていて、
ともすれば、使わなくても持っていれば満足できるくらいの
ガチガチの「イメージ商品」ってことないでしょうか?
そうだ!「イメージ製品」って言わないでしょ、それだ!

「製品」というのは「機能・性能」で成り立っていて、
「商品」というのは「売るための物」「買いたい物」
っていう線引きではないのかなぁ~。

ならば「商品化」って悪いのかって言われたら
決してそんなことは無いわけです。
だって、買った人はうれしいんですよ。

私、現在進行中の行程は「製品化」です。
「試作品」からは少し離れました。
これは「製品化」への戒めです。お客様に喜んでもらえる
「商品化」へは、もう一行程あるという事です。
独りよがりの製品化では、買った人も嬉しくないんですよね、ワクワクしたい。
「ワクワク」させるところまで、きっちり仕事しないといけません。


円安と円高
現在、円安にシフトしていて製造業は明るく歓迎ムードです。
仕入れは高くなりますが、輸出は価格で競争が出来るようになりました。

かつて、エコポイントへの期待や、日本の技術力に強く依存して
国内の工場建設に力を入れた企業は、ツケを払うことになりましたが・・・・・
片方だけを見て梶を取る、今までにような経営の失敗を
してほしくないと願います。

円高にはメリットもデメリットもあります。
それは円安にも同様にありました。
本来なら、どちらに転んでも良いように、いくつかの対応策を
用意しておくべきではなかったのかと思うのです。

スピードは大切ですが、それに敏感に、俊敏に経営していくのは大変な事です。
資金力、人材、常に備える必要がありそうです。
どんな状況でも生き残り、利益を上げる会社はあるのですから、
失敗を外的要因に押し付けても仕方の無い事です。

「必要性を納得させることが出来る」それは国内だけでは無く
商品やサービスといった有形・無形の関係無く、
市場を無視しても、それが出来る会社は生き残れるのではと思うのです。

「絶対に必要」と思わせる戦略が、かつて「日本のモノづくり」には足りなかった
気がしました。日本の製造行の不振を単に、「円高・円安」だけで考えて
欲しくないのです。
変化を生かせるか
久しぶりのカテゴリーの追加です。
起業に向けて動きだしたら、「日本の製造業」は
避けては通れないテーマになってきました。

その上、ここ最近の[円高」へのシフトやら、
TPPへの参加など、変化への対応策も必要でしょう。
それにもまして、市場の購買に対する意識の変化は
数値化できませんが、大きな変化を感じます。
 
このテーマを書くことで、自分なり意思決定をしていく予定です。
時間が無いとか言っている場合ではなさそうです。
作ってでも考えなければいけないと、今、強く思っています。